- 医療脱毛レーザー機器には、主にアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類のレーザーが用いられています。近年ではレーザーを組み合わせて照射できる脱毛機器も登場していますが、それぞれのレーザーの特徴を理解して脱毛機器を選ぶと、早く脱毛できて仕上がりもキレイです。
アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトレーザー脱毛機ジェントルレーズ
メリット(美肌効果も…)
- アレキサンドライトレーザーは日本人の肌や毛に適したレーザーで、数多くの医療脱毛レーザーに搭載されています。脱毛施術を受けると10日ほどで毛が抜け、脱毛効果を早く実感できるのが特徴です。照射された肌では毛穴の引き締めやハリなど美肌効果も期待できます。
デメリット(産毛の脱毛は苦手…)
- メラニンに吸収されやすく、低出力でもしっかり高い熱を生み出して脱毛しますが、色黒肌や日焼け肌には火傷などのリスクが伴います。また、太く濃い毛により強く反応して痛みが生じます。ほとんどの毛は脱毛できますが、産毛の脱毛は苦手です。
ダイオードレーザー
ダイオードレーザー脱毛機ライトシェアデュエット
メリット
(幅広い毛質・肌質にも対応…)
- ダイオードレーザーには熱破壊式と蓄熱式の脱毛機器があります。熱破壊式は普通の毛から剛毛まで反応しやすく痛みを伴います。一方、蓄熱式は産毛にも効果的で、低い出力を連射するため痛みはほとんどありません。
- また、ダイオードレーザーはメラニンにはあまり影響されない特徴があり、ホクロのある部位や色黒肌、日焼けした肌にも照射できます。そのため幅広い毛質・肌質にも対応できるバランスの良さが魅力です。
デメリット(蓄熱式で照射すると…)
- 蓄熱式で照射すると毛が抜け始めるまで2~3週間かかります。脱毛完了までは基本的には熱破壊式と同じ回数ですが、早く脱毛したい方には不満に感じるかもしれません。
ヤグレーザー
ヤグレーザー脱毛機ジェントルヤグ
メリット(頑固な剛毛も…)
- ヤグレーザーは3つのレーザーの中で最も皮膚の深部に届き、男性のヒゲなど頑固な剛毛も脱毛できます。アレキサンドライトレーザーとは違いメラニンに吸収されにくいため、色黒肌や日焼け肌にも高出力で照射でき、硬毛化した毛や産毛の脱毛も可能です。
デメリット(痛みも強い…)
- ヤグレーザーは高い出力で照射できることで痛みも強く、麻酔と併用すると楽になります。照射面積が狭いこともあり、部分的なアプローチに向いています。
イチオシの医療脱毛レーザー機器
「ジェントルマックスプロ」
- 「ジェントルマックスプロ」は、ヤグレーザーとアレキサンドライトレーザーの2種類を搭載しています。2つのレーザーを使い分けることでさまざまな肌質にも対応し、産毛から剛毛まであらゆるムダ毛にアプローチします。
- ヤグレーザーの強い痛みは表皮冷却システムで感じにくくでき、アレキサンドライトレーザーの美肌効果を楽しみながら脱毛施術ができます。脱毛効果と安全性の高さから、厚生労働省と米国のFADから認可された高性能な脱毛機器です。
この記事を書いた人
- 小坂 恵
美容専門家として数多くのメディアで活躍中。繁忙期には1日200人以上が受診する人気の美容クリニックで看護師として従事した経験をもとに、医療や脱毛についての記事、コラムを執筆。脱毛サイトの監修も手がけている。執筆記事