永久脱毛♪

近年、医療脱毛の人気が高まっている大きな理由として永久脱毛ができることが挙げられます。しかし、「永久脱毛」という言葉はまだ日本で明確に定義されておらず、誤解を招きかねません。永久脱毛がどういった脱毛なのかを知り、納得したうえで脱毛方法を選ぶと失敗しなくてすみます。

永久脱毛は医療用語ではないが医療行為

永久脱毛は医療用語ではないが医療行為

そもそも永久脱毛とは「脱毛完了から2年経っても毛の再生率が20%以下の状態であること」と定義されています。毛の再生を止めるには、毛乳頭やバルジ領域といった発毛にかかわる細胞や組織を破壊しなければなりません。つまり、永久脱毛は医師の判断や技術がなければ危害になりかねない施術ということになり、医療行為として区別されます。

永久脱毛として認められているのは、医師や看護師などの有資格者による医療レーザー脱毛針(ニードル)脱毛だけです。エステサロンや脱毛サロンでは抑毛という一時的に毛の再生を遅らせることしかできず、医療用の脱毛機器を使うことはもちろん永久脱毛と同等の効果がある施術を行うこともできません。

永久脱毛は“絶対”ではない

医療脱毛レーザーを照射すれば毛の再生機能がなくなるので2度と発毛しなくなるとされていますが、100%毛が生えないという確証はありません。これには毛周期が関係しています。1度施術すれば永久脱毛できると勘違いしている方もいますが、実際には1回で全ての毛の再生能力を停止させることはできません

毛周期イメージ
[毛周期のイメージ]

全ての毛には生えて成長して抜けていく毛周期があり、全体の20%ずつの毛が周期をずらすことで絶えず毛が生え変わっているのです。永久脱毛をするには毛が発毛組織と密着している成長期がベストタイミングで、ほかの周期の毛も成長期に合わせて施術する必要があります。つまり、間隔を開けて複数回施術しないと毛の再生を永続的に止めることはできません

永久脱毛したいなら

背中

脱毛効果は毛周期と施術のタイミングだけでなく、毛の濃さ、毛色、毛質やお肌の状態によっても個人差がでますが、5回程度で満足することが多いです。脱毛完了の基準も、医師の判断よりも本人が満足できるかどうかということになります。いくらか毛が残っていても気にならないのであれば完了になりますし、1本残らずツルツルにしたいなら追加で施術することは可能です。

メラニン色素の黒色に反応する脱毛レーザーの場合、産毛や金髪は脱毛効果が得られにくく、白髪になるとメラニン色素がなくなるので脱毛できなくなります。多くの人が頭髪や鼻毛から白髪になるので、ムラなく脱毛するなら若いうちに始めることです。また、成長期には脱毛したパーツでも発毛することがあります。永久脱毛をするなら安全に、そしてお金や時間を無駄にすることなく脱毛に取り組みたいですね。

この記事を書いた人

美容クリニック看護師
小坂 恵
美容専門家として数多くのメディアで活躍中。繁忙期には1日200人以上が受診する人気の美容クリニックで看護師として従事した経験をもとに、医療や脱毛についての記事、コラムを執筆。脱毛サイトの監修も手がけている。